そんな中、昨日息子1の目が調子悪い…という事で家で観察することとなり、その間息子2を学校(半日)に連れて行き、私は息子2が学校に行っている間8キロほど走ってきまして… やっぱり外を走るのは気持ちがいいですねぇ…
息子2が学校終了後、とても天気がよかったので、池にいる野鳥やガチョウたちにパンのみみや古くなったパンをあげようと、息子1も連れ出して隣町のボイリングスプリングへ… この町についてはまた後ほど…
散策をして、帰り道… ちょっと横道をそれてみたくなりまして… 細ぉ~い、車が一台しか通れないような田舎道をトコトコいったところに、窓辺に‘ずらぁぁぁぁ~’と所狭しとバイオリンが並んでいる建物を発見!!(驚)
恐る恐るドアを開けると、とっても気さくな、でも「職人」オーラ全開の初老のおじさん登場! ここはまるでスタジオジブリの映画「耳をすませば…」に出てくるような、弦楽が大好きで、職人気質の人たちがバイオリンを作ることを学ぶ工房だったのです!! プログラムは4年間学んで一人前になるとか… マスターバイオリンメーカーは70半ばのおじいさまで、口ひげがとてもステキな方… 数々の賞を受賞されているそうです!
工房には2人の生徒さんがこの日はせっせと作業をされてまして、時間をとって私たちにどのようにバイオリンが作られていくのか見せてくださいました。
バイオリン1つ製作するのに費やす時間は平均で400時間とか!!(驚) 日にして3ヶ月強!! 気のながーくなるような細かい作業の連続です。
材木のような木片がこのような薄いバイオリンの表面になるなんて… このように薄いから弦の音が震えていい音を奏でるわけです。 表面も、カンナやのみ、彫刻刀で削ると粗くなり線が出てしまうので、刃が丸い特殊な工具を使ってうすぅぅ~く、鰹節のような木片が出るように削っていくんです! バイオリンは直線の楽器ではなくどこも曲線を描いていますものね… なるほどです。
仕上げのニス塗りも外の気温が17度以上で初めて外で乾かすそうで… 冬の間はニスを塗る手前までのものをひたすら作るそうです。 春らしくなったので、そろそろそんな時期にさしかかってますね。
特殊なニスを塗って、外で7時間ほど乾かして、乾いたらそれをとても細かい&柔らかい布のやすりのような物で刷毛の線とかを削り落としてスムースにしていきます。 そしてまたニスを塗り…と12回繰り返そうです!!(驚) だからあのようなピカピカのバイオリンになるわけですね!
この一連の作業を重ねて、一機のバイオリンが完成するというわけです。 うちの息子1、機械の構造とか興味がある性格でして、この過程を見学させていただいてバイオリンのメカニズムに触れたようで、ますますバイオリンが好きになったようです。 私も作られている方々の暖かい気持ちがいっぱい詰まったバイオリンを見てますます親近感を覚えたのでした。
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