
先日私の友人宛にインドネシアから石巻の子供達あてに荷物が届きました。 友人は時間が許す限り被災者のフットケアのボランティアをしている方です。 彼女がボランティアに行くときに持っていってあげるよーというお言葉に甘えて問い合わせいただいた方に友人のアドレスをお渡しして届いたのがこの荷物。
中にはおもちゃや文房具、お菓子など入っていたのですが、少し使われてる鉛筆やクレヨン、落書きがあるノート、ちょっと汚れてるぬいぐるみなども入っていたのです。 友人は最初見たとき「何で使いかけの物を送ってくるのだろう...」と思ったそうです。(ちなみにブログでは新古品、または少しだけ使ったけどきれいなものの寄付をお願いしていました) 私もそのお話をメールいただいて申し訳なく思っていたところにまた彼女からメールが...
そこには、新約聖書内のマタイ書のなかのたとえ話が書いてました。
“イエス様が賽銭箱の前に据わっていろいろな人が寄付をする様子を眺めていました。 お金持ちの人はたくさんのお金を寄付しました。 貧しい女性もその箱に小銭を数個入れました。 イエス様はこの女性はどのお金持ちの人よりも大きな寄付をした... 彼女は自分の家族を支えるお金さえも犠牲にして寄付をした...」...とおっしゃりました。”...
彼女は、この話を思い出して、日本という国はこういった状況でもとても恵まれている国なんだ...という事を悟ったそうです。 この荷物を送ってくれたインドネシアの家族にとって、文化の違いはあるものの、この文具やノート、ぬいぐるみも‘少しだけ使ったけどきれいなもの’だったのかもしれません。 それでも送料を自腹で払って異国の困っている子供達のために使ってほしい...と荷物を発送してくれた... その心遣いに感謝をしなくてはいけないなぁ...と思いました。
その荷物は先日、彼女がボランティアに行ったときの避難所に持って行ったそうです。 シールなど人気があったそう... その持って行ってくれた友人にも、そして荷物を送ってくれたインドネシアの家族にも、今回の件で、人の愛の重さ...というのを学ばせていただいた...と感謝を述べたいです! ありがとう!
2 件のコメント:
そうなんです。とてもいい話です。新品ばかり欲しがる人たち、特に行政の役人かな。
本当ですよね。 少しの無駄なく送られてくださる方の愛を被災地に届けてあげられますように... 運んでくださる皆さんに感謝です! 私もここでできることがんばっていきます!
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